この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dolls…
第17章 悪魔のささやき
「さて。奈々の話はこれまで!早く秋人の所に戻ろう。晩ごはんまだでしょ?」
あ…、そう言えば。
あの時、ドアを開けたら椎葉さんの手にはトレイがあって
そのトレイには私の為の晩ごはんが用意されてた。
ドア越しに複雑な話を聞かされたさいで気持ち悪くなっちゃったけど、よく考えたら朝から何も食べてなかったんだ。
安藤さんの笑顔で癒された私は改めて自分が空腹なことに気がついた。
「秋人も今頃探してるよ。こんなでっけぇ屋敷なんかに住んでるから俺達の事見つけられねぇんだよ、きっと。ざまぁみろだよ」
「くすくす、そうですね…」
いくらこの屋敷の主の椎葉さんでも、この短時間のうちに私達を見つけるなんて無理かも。
それだけこの屋敷は広い。
まだまだ私の知らない隠し部屋とかもありそうだ。
椅子から立ち上がる安藤さんに続き私も椅子から立ち上がった。
聞きたいことが聞けてよかった。
まさか、2人の間にそんな事があったなんて…。
でも、何だかんだ言ってこの安藤さんと椎葉さんは仲がいいんだ。
椎葉さんが安藤さんに冷たくするのが不思議だったけど、椎葉さんは椎葉さんなりに安藤さんに気を使ってるんだ。
顔向け出来ないほどに。
スタジオのドアに手をかけた、その時だ。
あ、でも…。
あの時、私の部屋の前で話してたのは奈々さんの事だけじゃない。
確か、椎葉さんのお母さんの事も話してたっけ。
奈々さんの事は解決したけど、椎葉さんのお母さんって?
椎葉さんとお母さんの間には何か深い訳がありそうな感じだったけど…。
「あ、あの…、安藤さん」
「ん?」
明るい笑顔で私の方を振り向いた安藤さん。
あ…、そう言えば。
あの時、ドアを開けたら椎葉さんの手にはトレイがあって
そのトレイには私の為の晩ごはんが用意されてた。
ドア越しに複雑な話を聞かされたさいで気持ち悪くなっちゃったけど、よく考えたら朝から何も食べてなかったんだ。
安藤さんの笑顔で癒された私は改めて自分が空腹なことに気がついた。
「秋人も今頃探してるよ。こんなでっけぇ屋敷なんかに住んでるから俺達の事見つけられねぇんだよ、きっと。ざまぁみろだよ」
「くすくす、そうですね…」
いくらこの屋敷の主の椎葉さんでも、この短時間のうちに私達を見つけるなんて無理かも。
それだけこの屋敷は広い。
まだまだ私の知らない隠し部屋とかもありそうだ。
椅子から立ち上がる安藤さんに続き私も椅子から立ち上がった。
聞きたいことが聞けてよかった。
まさか、2人の間にそんな事があったなんて…。
でも、何だかんだ言ってこの安藤さんと椎葉さんは仲がいいんだ。
椎葉さんが安藤さんに冷たくするのが不思議だったけど、椎葉さんは椎葉さんなりに安藤さんに気を使ってるんだ。
顔向け出来ないほどに。
スタジオのドアに手をかけた、その時だ。
あ、でも…。
あの時、私の部屋の前で話してたのは奈々さんの事だけじゃない。
確か、椎葉さんのお母さんの事も話してたっけ。
奈々さんの事は解決したけど、椎葉さんのお母さんって?
椎葉さんとお母さんの間には何か深い訳がありそうな感じだったけど…。
「あ、あの…、安藤さん」
「ん?」
明るい笑顔で私の方を振り向いた安藤さん。