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Dolls…
第19章 泣きながら、あなたを…
椎葉さんの事を思うと胸が苦しくなってドキドキする。
理由もないのに涙が溢れそうになる。
だけど、椎葉さんの事を考えるだけで心が嬉しくなる。
思い出し笑いをしたり、椎葉さんの言動1つで一喜一憂してしまう。
楽しくなったり、悲しくなったり…。
こんな気持ち…、認めてしまえば楽になれるのに…。
顔を真っ赤にしながら涙ながらに俯く私。
「椿ちゃ…」
「私、バカだから…。自分の気持ちにすらちゃんと気づけなくて…」
自分自身の事なのに、どうして認めてしまえないんだろう。
どうして…?
すると、俯く私の頭を安藤さんが優しく撫でてくれた。
まるで小さい子供をあやすかのように…。
「や…、ちょっと、安藤さん…」
いくら泣いてるからって、そんな子供扱いはやめてよ。
安藤さんから見れば私は年下だしチビに見えるけど…、私は子供じゃない。
「もう~…」
バスローブの袖で涙を拭い笑いながら顔を上げて安藤さんを見ると…。
「あのさ、椿ちゃん。椿ちゃんが恋をするのは自由だしこれ以上椿ちゃんを困らせるつもりはないんだけど…」
安藤さんの瞳は悲しげと言うか、何だか暗い。
いつものあの太陽のような笑顔の安藤さんじゃない。
っていうか、私を困らせるって何…?
いつも違う安藤さんの様子に不安を感じずにはいられない。
安藤さんは何かを伝えようとしてるみたいだ。
「安藤さん…?」
「秋人は駄目だ。秋人だけは、好きにならない方がいい…」
━━━━━━━━え?
椎葉さんを好きになったら駄目…?
な、何…?
何…?どういう事…?どういう意味…?
今、安藤さんは何を言ったの…?
理由もないのに涙が溢れそうになる。
だけど、椎葉さんの事を考えるだけで心が嬉しくなる。
思い出し笑いをしたり、椎葉さんの言動1つで一喜一憂してしまう。
楽しくなったり、悲しくなったり…。
こんな気持ち…、認めてしまえば楽になれるのに…。
顔を真っ赤にしながら涙ながらに俯く私。
「椿ちゃ…」
「私、バカだから…。自分の気持ちにすらちゃんと気づけなくて…」
自分自身の事なのに、どうして認めてしまえないんだろう。
どうして…?
すると、俯く私の頭を安藤さんが優しく撫でてくれた。
まるで小さい子供をあやすかのように…。
「や…、ちょっと、安藤さん…」
いくら泣いてるからって、そんな子供扱いはやめてよ。
安藤さんから見れば私は年下だしチビに見えるけど…、私は子供じゃない。
「もう~…」
バスローブの袖で涙を拭い笑いながら顔を上げて安藤さんを見ると…。
「あのさ、椿ちゃん。椿ちゃんが恋をするのは自由だしこれ以上椿ちゃんを困らせるつもりはないんだけど…」
安藤さんの瞳は悲しげと言うか、何だか暗い。
いつものあの太陽のような笑顔の安藤さんじゃない。
っていうか、私を困らせるって何…?
いつも違う安藤さんの様子に不安を感じずにはいられない。
安藤さんは何かを伝えようとしてるみたいだ。
「安藤さん…?」
「秋人は駄目だ。秋人だけは、好きにならない方がいい…」
━━━━━━━━え?
椎葉さんを好きになったら駄目…?
な、何…?
何…?どういう事…?どういう意味…?
今、安藤さんは何を言ったの…?