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Dolls…
第19章 泣きながら、あなたを…
「わ、わかってます…。私は、ただの人形のモデルで…、その…っ」


心臓が痛いくらいドキドキ言ってる。

椎葉さんにとって私は、取るに足らない人形のモデル。

昨夜、椎葉さんの口からハッキリ聞かされたところだ。

意思を持たない人形の方がマシだと。


椎葉さんのタイプの女性でもないかも知れない。


だけど…


「っていうか…、その…椎葉さんといるとドキドキして…。何でかはわからないけど、椎葉さんの事ばかり考えてて…」



黙り込む椎葉さんを安心させようとさっきの告白について言い訳を並べてみたが、何を言っても椎葉さんへの告白になってしまう。

これじゃ、椎葉さんが好きと言ってるようなものだ。

「………………。」

相変わらず、椎葉さんは何も言ってくれない。

それはそれで不安になるが、さすがに振り返って椎葉さんの顔を見る勇気はない。



どうして?

何で何も言ってくれないの?

何か言ってよ、椎葉さん。

振ってくれても何でもいいから、何か言ってよ…。




私が喋らなければ沈黙は続く。

この沈黙がとにかく怖い。

心臓の音がバレそうなほどに…。




椎葉さ━━━━━━
















「ふっ、お前も奈々と一緒か…」

「え…?」

「ふざけんな。がっかりだ」













━━━━━━━━えっ?


椎葉さん…?















後方から聞こえて来た椎葉さんの声に、心が凍りついた。
















今、椎葉さん…、何…?

鼻で笑ったような声の後に何を言ったの…?

奈々さんと一緒…?

ふざけんなって…?

がっかりした…って?











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