この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第5章 【参】
 嘉宣は、まるで明日の天気の話をするような口ぶりで言った。
「やり方は、そなたに任せる。ただし、絶対に予が放った忍びだと気付かれてはならぬ。あちらにも忍びはいるはずだ。良いか、心してゆけ」
 最後に一転して凄みのある口調で言うと、時雨と呼ばれた影は、深く頭を垂れた。
 と、一陣の風が巻き起こり、椿の梢がざわめいた。影は一瞬にして、風と共に消え果てた。いつ、どのようにして姿を消したのかも判らないほど鮮やかな消え方だ。
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ