この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第6章  【四】
 春瑶院と嘉宣が実の母子でありながら、長年、対立を続けてきたことを知らぬ者は木檜藩にはいない。それほど、血を分けたこの二人の不仲は周知の事実なのだ。ゆえに、嘉宣が春瑶院暗殺を企てたからとて、特に愕きもしないが、もし自分がこの陰謀を洩れ聞いてしまったと嘉宣に知られれば、間違いなく今度は自分が消される。
 ここは何としても、嘉宣に気取られぬように立ち去らねばならない。琴路は焦りに焦った。しかし、こういった場合、焦れば焦るほど、上手くはゆかないものである。
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ