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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第6章  【四】
 その夜は細い月が出ていて、全くの闇夜というわけではなかった。しかも、近くには、どうやら手練れの刺客がいたらしい。琴路自身は全く眼にすることはなかったが、琴路も影と呼ばれる存在がこの木檜藩で何を意味するのかは知っていた。
 懸命に身を隠していた最中、突如として頭上でゴウッと烈しい風の唸りを聞いた。恐らくは、あれが影の存在を物語る何よりの証だろう。風のごとく動き、闇のごとく存在する。
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