この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第3章 【壱】
 幸之進の整った若々しい横顔がかすかに強ばっている。無理もない。誰だって、突然、あんな話を言い出されたら、動揺するに決まっている。
 しかし、幸之進の動揺を見ても、橘乃の心は少しも揺らがなかった。ただ、心を掠めたのは、わずかばかりの罪悪感だった。
 幸之進のことは兄のように慕っていた。好きかと問われれば、迷いなく好きだと応えることができる。でも、それは、男性として認めた上での気持ちではない。あくまでも、兄か親戚の従兄に対するような親近感だ。
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ