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オレサマ的な王子さま**
第6章 妄想爆走
「大石さんは、元いた部署に戻りなさい」
「秘書は?」
「いらない、辞令だす、社長に・・・大石さんは・・・何も知らない、これは重役会で決めた事」
「社長?」
「・・・・・・・」
「私を忘れないでくださいね、どこに行っても、」
「なんだ?別れるような言い方、別れる気はないぞ?」
「忘れないでくださいね」
「だから別れる気はない、夕夏どうしたんだ?」
社長に辞表をだし出ていった。
またなんなんだ?
『辞令』
神原哲平
アメリカ支社に異動
大石夕夏
依願退職
なんなんだ?これは
「可愛そうな大石さん、別にやめなくてもよかったのに、」
「あ、でも今日挙式って言ってたからちょうど良かったのかも」
「大石が?挙式?嘘だろ?忘れないでくださいねって言ってただろ?」
「社長か腑抜けになったのは、自分のせいだっ言ってたし」
「夕貴さんの挙式ってきっと綺麗なんでしょうね?」
「夕貴?」
「挙式するの夕貴さん」
「退職する必要あるのか?」
「さぁ」