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曖昧☆Bboys
第11章 朝方の情事
名残惜しい気持ちを振り切り私達は身支度をし、ホテルを出た。


早朝の渋谷はさすがに静かな街で人の数も少なかった。


肌寒いせいか私達は寄り添い身体を摺り寄せるように駅に向かった。


改札口でとうとうお別れだ。


「また連絡する」


「うん」


言葉が少ないのはやっぱり彰吾との暮らしを言ってしまったせいだろうか・・・


もうこれで終わってしまうのかもしれないという不安が押し寄せて顔にでていたのだろう。


「大丈夫、またすぐ会える」


頭のくしゃっとされ、私の目の高さで微笑んで頬に触れられた。


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