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曖昧☆Bboys
第2章 彰吾と私の今


「ギターがいいよね、このバンドは」


「えっ?」


いきなり話しかけられ更に心臓が跳ねた。


「ほら、控えめそうに見えて、ソロの時だけ弾ける感じ。ギャップがいい。ルックスも悪くないね。まあ、ここまではみんなそうなんだけど、後は本人のメンタルの強さなんだよな~」


彼を見上げると、真剣にステージの彰吾を眺めている。


私は自分の彼氏を褒められてちょっと嬉しい。


しかし何者なんだ?


私と変わらないくらいの年齢に見えるけど、めっちゃ上から目線。


そんな男性に出会った中ライブは無事終了。


その後は特に話す事もなくライブが終わると彼の姿は何処にもなかった。



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