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曖昧☆Bboys
第23章 それぞれの年明け
「ありがとう、今夜遅いかも」
「うん...わかった。いってらっしゃい」
彰吾はマフラーを握ったまま玄関を出て行った。
なんのバイトをしているんだろう...
彰吾はあのイブの日からほとんど自分の話をしなくなった。
真面目に仕事しだして良いはずなのに、なぜだろう...前より寂しく感じていた。
「やだ、私も行かなくっちゃ」
自分のマフラーをきゅっと締め、開けた窓を閉め鍵を閉める。
「よし、今日も頑張ろう」
自分に気合いを入れ家を出た。