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曖昧☆Bboys
第23章 それぞれの年明け
一時間きっかり残業をこなし、今日の日当分を現金で貰い、駅へ向かう。
海沿いのこの付近は真冬の風は身に染みる。
美咲ちゃんが渡してくれたマフラーを鼻まで巻いて駅に向かった。
電車を二本乗り換えて渋谷で降りる。
今度はギタリストとしての活動だ。
俺はやっぱりロックがやりたい。
弾き語りは性に合わない。
ロックをやるなら、一人でやるにはせめてドラマーくらい欲しい。
俺はいくつかのライブハウスを回って一緒に組めそうなドラマー探しをしていた。