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曖昧☆Bboys
第30章 ビミョーな二人
怖い女だ。


恐ろしく勘がいい。


「グラス空だけど、お会計?」


「ううん、もう少し飲む。今夜は面白くなりそうだから」


カエはイタズラな顔をしてカクテルグラスを俺に差し出した。


「楽しむなよ」


「ふふ、分かりやすい」


やっぱりカエはこの状況を楽しんでいた。


全くやりにくい夜だ。


今夜が早く過ぎればいいのに。


そう思いながらカエの三杯目のカクテルを作った。


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