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曖昧☆Bboys
第3章 イケメンの正体
店の客は私達三人だけだった。


もっともこの店には頑張っても10人もほどしか入れないカウンターしかない。


「静かな夜だな~、俺も少し飲もうかな、美咲さんにお付き合いしますよ」


バーテンダーは私に二杯目のギムレットを渡すと自分用のバーボンのロックを作り、私達にグラスを向けた。


「霧人(キリト)です。今夜は楽しく飲みましょう」


「かんぱ~い」


「かんぱ~い!」


「よろしく」


私達は各々グラスを上げて声を揃えた。


私は彰吾の事で腹を立てていた事をすっかり忘れ楽しくお酒を飲んでいた。

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