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曖昧☆Bboys
第51章 まさか私が...
「彼の子供です。でも…でも、もう彼はいないっ…」
一気に心の壁が崩壊し、堰を切ったように泣き崩れてしまう。
『美咲さん、今は仕事中だから後で行く、住所言って』
私はしゃくり上げながら自分の住所を伝えた。
『いいかい、僕は三時間後に君の所に行くから、それまでは何も考えず寝ていなさい。余計な事は一切考えてはいけないよ』
落ち着いた声で私に指示をする。
『分かったかい?』
「ひっく…は、はい…」
なんとか返事して電話を切った。