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曖昧☆Bboys
第52章 大人の対応
「・・・んんっ」
「美咲さん...」
重い瞼を開くと、そこには紅林さんの端正な顔が心配そうに私を見つめていた。
「ごめんね、勝手に上がって。鍵が開いていたよ」
「ああ、すみません...慌てて帰宅したから」
思わず自分の手を額にやった。
自分が呼んでおいて情けない姿が恥ずかしくなる。
「病院には行ったの?」
「いえ、妊娠検査薬です」
「行かないと...」
「はい...」
少し落ち着いていた心が現実を突きつけられざわめきだす。