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曖昧☆Bboys
第57章 二人分
「まあ、そうなんだけど、美咲はそれでいいの?」


「いいの、彰吾には音楽頑張って欲しいし」



私は炭酸の抜けた甘ったるいコーラを飲み干した。


「すみませ~ん、コーラお代わり下さい」


私は丁度隣を通りかかった、店員に追加を頼んだ。


「まだ飲むの?」


「だって、喉も乾くんだもん」


「ガリガリでろくに食べもしなかった美咲がこんなになるとは...」


「二人分です!」


「妊婦が必ず言うセリフ」


「ははは...」


私は笑っていた。


もう、全てが吹っ切れた気分だった。

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