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私の逆ハー性活
第1章 はじまり
……交尾……? ……中出し……?
何を言って……嘘でしょ……?
『二人共……本当の事言って? 本当は、全部嘘なんでしょ……? 私を驚かせる為にこんな事してるだけだよね……? だって、私、会社だって行かないと……』
二人の笑顔を見ながら手の指先を震わせつつ、最後の希望を掛けて無理矢理笑顔を作る。
しかし夕の言葉を聞くと、それもムダになった。
『ああ、会社。辞めるって電話しといたから。もう行かなくて良いぞ』
『えっ……電話……?』
『璃子にはもう仕事する必要ないだろ? 俺達が衣食住も不自由なく世話してあげるからな?』
『……や、やだ……誰かぁぁ! 助けてぇ……!』
……どうかしてる。会社へ勝手に電話まで掛けるなんて。
璃子はもう二人に対し昔の懐かしさなどなく、ただ恐怖しかこみ上げて来ない。
叫んでも誰かが助けに来てくれる確信はないが、今は我を忘れて微かな希望に縋るしかなかった。
……どうして私がこんな目に合わないといけないの?
誰か……助けて!!
『……バカ兄、二人で何してるの? 璃子さんに対して、言葉が足りないんじゃない?』
誰かが突然リビングへ入ってくると、璃子は叫ぶ事を止め、その男の子の方を愕然としながら見つめた。