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私の逆ハー性活
第6章 デート




翔が部屋を出て行ってから10分後。



璃子は薄くメイクをし、私服に着替えるとリビングへと向かった。




リビングには既に三人共いて、夕と龍太郎がソファ。


翔がキッチンテーブルの前にある椅子に腰掛けていた。






リビングに入ってきた璃子を見た途端、話し出したのは……翔。







「璃子ちゃん、誰にするか決めた?」


「…………」







その質問に璃子は部屋のドアに立ったまま、黙って頷く。

そして続けて、恐る恐る口を開いた。







「……翔さん。……と、外出します……」







夕も龍太郎も、璃子が話した後黙っていた。

夕は不機嫌そうに眉根を寄せ、龍太郎は何も動じていないように無表情で、嬉しそうにニコリと微笑む翔の方へ視線を向けた。






「……じゃあ、行こっか。璃子ちゃん」






翔はそんな二人の事を全く見ずに、璃子の方へ歩き始める。







「はい……ゴメンなさい。二人共……」







目の前に来た翔から肩を抱かれると、璃子は辛そうに二人の方へ頭を下げた。



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