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私の逆ハー性活
第8章 ペットと彼女の狭間
翔さんが、亡くなった……?
嘘……嘘…………。
「どうして……そんな嘘つくの? 三人共。私を何だと思ってるの……? ペット以下だから、何しても良いと思ってるの?」
また後ろへ後退りながら、璃子は悲しさや惨めさでじんわりと目に涙を浮かばせる。
すると皐月が申し訳なさそうに謝り、
「ごめん、璃子ちゃん」
夕と龍太郎も続けて謝ると。
「璃子、ごめん」
「璃子さん、ごめん……」
皐月の腕の中にすっぽりと包まれ、優しく抱きしめられた。
「……ペット以下なんかじゃないから。璃子ちゃんは俺の大切な人なんだよ」
「……っ」
嘘をついていた人の言葉なんて信じられない。
それなのに……何故だろう。信じたいと思ってしまう。
「ごめん、夕、龍。璃子ちゃんと二人で話させて?」
皐月からそう頼まれ、夕と龍太郎が静かに頷くと。
皐月は璃子を連れてまた部屋へ入っていった。