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私の逆ハー性活
第10章 その後の逆ハー性活
愛している人が私の名前を呼ぶ。
「璃子ちゃん、好きだよ」
この人をずっと二カ月間、私は幼馴染の翔君だと思っていた。
まんまと騙された。……だからと言って怒れない私は、皐月さんのニコニコ笑顔と甘いルックスに弱い事を自分でも知っている……。
「璃子、好きだよ」
「璃子さん、大好き」
……おまけに。この二人が私の事を手放そうとしない事も。毎日皐月さんから二人が説得されている事も、気づいている。
どうにか私も皐月さんと二人で暮らしたいけど。
「……あの、三人共。いっぺんに花束を渡されても……」
……こんな風に毎日三人から求愛されるようになっては、それも難しい。
自分の部屋を出ると途端に、三人から花束を差し出され、璃子は額に冷や汗を滲ませた。