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私の逆ハー性活
第1章 はじまり
そのせいで背筋をぞくっと凍り付かせ、全身に脂汗を滲ませるも。……急に後ろから猿ぐつわで塞がれていた口を解放されると、何が起きたのか分からずも少しホッとした。
『んはあっ……!』
『兄貴、ちゃんと説明しろよ。璃子怖がってるだろーが』
そして、その出来事と同時に降ってきた不機嫌そうな声にも驚きながら、恐る恐る振り返ってみる。
すると、後ろに立っていた男を見て更に驚いた。
『久しぶり、璃子。俺の事覚えてる? 小学三年まで学校一緒だった二階堂だけど』
『二階堂って……夕、くん……?』
璃子は信じられなかった。目の前にいるのは、昔お隣さんだった同級生。
よく夕とは昔アパートの部屋が隣同士で遊んでいたが、夕の家族が突然県外へ引っ越す事になり、それからは一度も会ったり連絡を取り合う事もなかった。
それなのに、……こんな再会をするなんて。