この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私の逆ハー性活
第1章 はじまり
男が夕だと気づくと、璃子はもう一人の男に尋ねた。
『夕君が兄貴って呼んだって事は……あなたは、翔君……?』
すると男は相変わらずニコニコしながら璃子の前にしゃがみ、
『うん、そーだよ』
『や、やっぱり! 翔君だったんだ! ペットなんて……こんな冗談どうしたの? この首輪と手錠も外してくれるよね?』
『やだ。外さない』
安心しきって笑顔を浮かべた璃子に向かい、ケロリとそう言い放った。
その瞬間、また璃子の顔から笑顔が消え、不安も襲う。。
『翔くん……?』
『言ったよね? キミは今日から”俺達”のペットだって。ペットには首輪をつけとかないと……いつ逃げ出されるかわかんないし』
その後それに……と続けると、翔は首輪の鎖を強く引っ張り、璃子を冷たく見据えながら低い声を出した。
『翔“さん”でしょ……? 俺の方が四つも年上なんだから』
その冷酷な瞳に、璃子は再び背筋を凍り付かせた。