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貸出奴隷 裕美子
第12章 7日目 ~達也~
胸打ちも15分、300回続きました。もうとうに限界は超えているはずですが、この時の裕美子さんを支えていたのは、やはり祐二様のもとに戻りたいという一念だったのでしょうか。もちろんそれもあると思いますが、ここにいる間は達也様が裕美子さんのご主人様。奴隷がご主人様のご命令に従い、ご主人様のなさることをそのまま受け入れるのは当たり前。当たり前だからそのまま従い、どんなに苦しくても辛くても耐える。そんな「奴隷のあり方」というようなものが、裕美子さんの心と身体に染み込んだということかなと、勝手ながら絵里は思っていました。

「次、足だ」

達也様のご命令です。

「はぃ・・・達也・・様・・」

「足」というのは文字通りなのですが、足首からふくらはぎ、そして大腿部の外側・内側、すべてが鞭打たれます。そして内ももは、乳房よりもさらに辛い箇所なのです。「足打ち」の時の奴隷の姿勢は「尻打ち」と基本的に同じですが、より大きく開脚し、内ももにも鞭が入りやすいようにしなければなりません。姿勢を維持するのも、より難しくなります。

「絵里。始めるぞ」

「はい、達也様」

さきほどと同じく裕美子さんの左右に分かれ、達也様のリズムに合わせて、私も鞭を振るいました。
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