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第14章 裕美子の運命

「祐二、ではこうしよう。俺は明日の朝、９時頃までには地下室に降りる。裕美子が今のまま、土下座で待機していたら、俺はそのまま二週間目の調教に入る。言っておくが、この一週間のような甘さは一切ない。裕美子には奴隷でいることの厳しさを、改めて一から味わってもらう。身体的にも、精神的にも」

「・・・」

「お前が貸出を今日で終わりにして連れて帰るなら、それでも構わない。そうするなら、俺が行くより先に裕美子を地下室まで連れに行け。俺に何の断りもいらない。ただし、朝になるまではダメだ。朝まで考えて、あとは好きにすればいい」

「・・わかった」

「裕美子からすれば明日の朝、最初に地下室に入って来たのが俺ならさらに一週間の地獄、お前なら貸出期間を終えて帰れる。もっとも、帰った行き先が天国というわけでもないだろうがな」

「・・・」

「奴隷の躾けとして、これから朝まで、裕美子を緊張させておく。今の話、美樹から裕美子に伝えさせる。どちらが入ってくるのか、裕美子が考えても仕方のないことだが、考えずにはいられないだろう。入っていくのが明日の朝だということも伝えない。５分後かもしれないし３日後かもしれない。その状態で土下座待機を続けさせる。いいな」

「・・今はまだお前の奴隷だ。好きにしてくれ」