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貸出奴隷 裕美子
第4章 お屋敷の家畜奴隷
裕美子は床にはいつくばり、舌と唇で自分の粗相をすすり、舐め取らなければなりませんでした。その悲しい所作にいそしむうち、打たれている間の張りつめた気持ちが徐々に弛緩して落ち着きが戻ってくると同時に、涙が止まらなくなりました。
ここでのご調教が終わる日のことを想像することさえできない地獄の日々。いえ、「日々」と言うより、1分1秒すべてが辛く、ここで過ごさなければならない少なくともあと「数日」の時間が、その時の裕美子には途方もなく、そして絶望的に長い長い時間に思われたのです。
(ご主人様・・・)
ご主人様にご調教いただいていた日々、それはまだほんの3日ほど前までのことなのに、はるか昔のことのように思われ、そして・・・・もう二度と戻って来ないことのように感じられました。
(・・ご主人様・・・お会いしたいです・・・裕美子を・・裕美子を助けてくださぃ・・)
その場に突っ伏して、思い切り泣き叫びたぃ・・そんな衝動を、ここに連れて来られる直前のご主人様のお言葉が辛うじて押さえてくださっていました。
「奴を満足させられなかったら、今までの俺の調教が甘かったということになる」
達也様のご調教に耐えられなかったら、ご主人様に恥をかかせることになる・・・そんなことだけは嫌でした。