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甘くてやさしいキスをして
第9章 最低最悪な目覚め
ん……。あれ、私寝てたのか…。
私はうっすらと目を開けた。
あれ?……え?
私はいつも見慣れた自分の部屋の天井とは違うことに気付いて、バッっと隣を見ると……
藍沢が隣ですやすやと寝息を立てていた。
ハッっとして自分の身体を見ると、上着は着ていなかったがちゃんと服を身につけていた。
「ん……。あぁ、目覚めた?」
藍沢が身体を起こした。その姿を見て、多分私の顔は真っ赤になってると思う。
だって、彼は上半身裸だったんだ。