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甘くてやさしいキスをして
第11章 彼の告白
……藍沢さんのこと、好きかどうかなんてわからないのに……
やめなきゃいけないのに……
頭ではそう思っているのに、与えられる優しいキスを拒むことが出来ない。
そのうち深いキスへと変わると、もう考えることすら出来なくなってしまった。
「………ん……っん……あ……はぁ」
わずかな隙間から吐息が零れる。
ズルズルとソファからラグへ滑り落ちても、藍沢のキスは止まない。
……も、ダメ。
完全に抵抗する力もなくなった私を、ゆっくりと押し倒した。