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そそり勃たせる人妻
第2章 情交 ~導かれた給湯室で~
「骨董市はつまらなかったけれど、私たちはずいぶん楽しんだわね」

途中の駅で車を止めて役員を降ろしてから二人は会社に戻ってきていた。

日曜日の事務所の中には他に誰もいない。

海老原は残っていた仕事を終わらせてから帰ろうと思って、自分のディスクでパソコンを叩いている。

一方の麻由美は、そんな海老原のディスクを囲んでいるパーテーションの上に肘をついた姿勢でそのようなことを言った。

海老原はそれには返事をしないであいまいな笑顔を顔に表せてやり過ごそうとする。

確かに楽しんだが、主導権は麻由美にあってどちらかといえば自分は遊ばれたほうなのだ。

「ねっ、それと最初のころジッと私のお尻をよく見てなかった?」

「・・・」
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