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第8章 もっと狂おしく

見えるか見えないかのもどかしさを前からも後ろからも見たいと思う。

とまたまたそんな妄想をしていると、麻由美が意味ありげにこちらをニヤついて見ていた。

「なに？」と普通を装って聞いてみた。

「いや、別に・・・。ウフフ」

笑いの意味が気になる。

「あなたって、制服系が好きなのね」

「・・・」

「初めと顔つきが随分違っているわよ。まっ、わたしはやっぱりバーニーちゃんだけどね。残念でしたぁ」

そう言いながら麻由美はこのフロアを後にして階段を下りていこうとするので、海老原もその後ろに続いた。