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そそり勃たせる人妻
第8章 もっと狂おしく
夜、静江との交わりを終えた海老原が横にその女が寝ているままで携帯でメールを打っていた。

送る先はもちろん麻由美。

「寝た?コンドームはちゃんと着けたよ」

こんなこと書かないほうがいいだろうか迷うが、静江とのセックスがもう義務でしかないこと、なにより麻由美じゃなければダメになっている自分を伝えたくて送信した。

「ん?何してるの?」

目覚めたのかそれともまだ起きていたのか静江が聞いてきた。

「ちょっと友達にメールをね」

「そう。ね、秘書課の藤田さんいるでしょう」

その名に男の心がビクつく。

「今度、営業の人と合コンしようって誘われてるの。私指名なんだって。行っていい?」
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