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第8章 もっと狂おしく

自分がメインと言うことに得意げな笑みを浮かべている。

それに対して「いいんじゃない」と素っ気なく言う。

「いいの、行って」

ダメだと言って欲しかったのか、女は明らかに不満気な顔つきに変化した。

「単なる飲み会だろう。行ってくればいいじゃん」

「わかった、じゃあ行く」

気に入らない返事に怒ったのだろうか、それで女はこちらに背中を向けた。

好きにしろよと男は内心吐き捨てる。

そうしたら枕元においてある携帯にメールの着信が入った。

もちろん麻由美からのリターンだ。