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そそり勃たせる人妻
第9章 その人妻の娘も
海老原のマンションには泊まらないで帰るという静江を駅まで送ってきた。
ロータリーに車を停めると、女は思いつめたようにうつむいたままでいる。
それを促すこともなくそのままにさせておくと、女は浅くため息をフーッと吐き出し、ゴソゴソとバックの中から部屋の鍵を取り出してそれを差し出してきた。
「これ、お返しします」
「・・・?」
「もう、海老原さんの家には行きません。・・・、さようなら」
黙ったまま鍵を受取ると、女は静かに車を降りて駅の人ごみの中に消えていった。
ロータリーに車を停めると、女は思いつめたようにうつむいたままでいる。
それを促すこともなくそのままにさせておくと、女は浅くため息をフーッと吐き出し、ゴソゴソとバックの中から部屋の鍵を取り出してそれを差し出してきた。
「これ、お返しします」
「・・・?」
「もう、海老原さんの家には行きません。・・・、さようなら」
黙ったまま鍵を受取ると、女は静かに車を降りて駅の人ごみの中に消えていった。