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水蜜桃の願い
第2章  先生と生徒


「あっ、ああ……っ……」


たまらず、ぎゅうっ、としがみつけば、私の唇が先生の耳元に。


「……っは、や、なんかすご……よお、っ……」


必死で、なかを擦られる気持ちよさを訴えた。
言葉だけでしか伝えられないのがもどかしく、その背中に回した手を、下へと動かしていく。
ん、と先生が、圧し殺すような呼吸の合間に声を漏らす。
ふふ、と思わず頬が緩み、合わさった身体に私のそれが伝わったのか、またちゅっと唇を合わせては、目で問いかけてくる。
首を振って


「だって……っ、せんせ……の、きもちいん、だもっ……」


そう答えた途端──先生の動きが止まった。
目を閉じて、深く息を吐いた先生。


「ん……なに……っ」


腰を揺らして続きをねだる私に、先生がゆっくりと目を開けて


「……ったく」


そう呟いた。
え……? と聞き返す間もなく、再び動きが始まる。
さっきより激しいその突き方。
ぐん──と、快感がさらに沸き上がる。


「あっ、や……ん、せん、せえっ……!」


耳元をぺろりと舐められ、ひっ──と息を飲んだ直後に、名前で、と囁かれる。


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