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水蜜桃の願い
第5章 甘やかな願い
……何度そうやって、責めただろう。
やがて、ひ……と、声に泣き声が混じり始めたことに気づく。
唇と指を離し、身体を起こした。
見下ろすと、紅潮した彼女の顔。
もう身体に力が入らないのか、足を広げたままで激しく上下する胸。
閉じた両の目尻に微かに滲んでいるもの──その艶かしい姿に思わずごくりと生唾を飲み込む。
同時に、苦しいほどに高ぶっている自分自身に気づき、我慢できないほどの欲に襲われた。
立ち上がり、寝室に向かい、ベッドサイドテーブルから取り出した避妊具。
リビングから先生……と甘ったるく俺を呼ぶ彼女の声が聞こえた。
彼女のもとに戻ると、とろりと色を帯びた視線を俺に流してくる。
誘うような、求めるような、そんな目つきに、逸る手を落ち着かせるように深く息を吐きながら猛ったものを取り出し、手早く装着した避妊具。
膝まづき、閉じかけていた彼女の足を掴み再度開かせた。
俺を見つめたまま、露ほどの抵抗もなく応じたその喉が、上下する。
腰を引き寄せ、潤みに押し当てた自身。
あ……と彼女の唇が開かれた。
ぬるりと、そこが俺を飲み込む────。