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第2章 　先生と生徒

「……足、もっと開いて」


そのまま囁かれ、言われるがままに両膝を外に滑らせるようにする。
同時に、お尻をさわっていた先生の手が、割れ目にするりと入り込む。とうに滑りのよくなっているであろうそこをぬるんと撫でられ、あ、とびくんと跳ねてしまった声と身体。


「そんなに欲しかった？」


先生が吐息と共に漏らした言葉は少し上擦っていた。
私は何も答えられなかった。
ただ、先生の手の動きにだけ意識がいっていた。
割れ目をくいっと開くようにした指先が、蜜をすくうように動かされた。
そのまま、全体にぐちぐちと広げるようにされる。


「あっ、や……ダメ……え……」


くちゅんくちゅんと水音が。
わざと立てるようなその手つき。
こんなにももう私のそこは先生を欲しがって潤っているのに、先生がそれをくれる気配はない。

いつの間にか先生の唇は耳元から離れていた。
舌の感触を再びうなじに……背中に感じる。
指先で広げられ、遊ばれる蜜穴と割れ目。
与えられる快楽と、聞こえる水音。
目を閉じている私の頭の中はいやらしいことでいっぱいになっていて、ただもう、お願い、早く、とそればかりを口にしていた。


「ねえっ……も、欲しいよお……っ……」


たまらず直接的な言葉で訴えたそのときだった。
腰を掴まれ、急にぐいっと下げられる。


「ひゃっ……！」


咄嗟に目を開け、バランスを崩しそうになりながらも膝をさらに横に滑らせて堪えれば、突然そこに感じた刺激────。