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レンアイ×トライアングル
第6章 反省 × ふたりの優しさ
改札をくぐり、家までの道を歩く。
朝あれだけ感じていた憂鬱も消え去っていた。
ブルル……ブルル……
バッグからスマホを取り出して表示されていたのは侑の名前だった。
「もしもし」
電話に出ると、
『まだ帰ってないのか?』と侑の声が聞こえてきた。
「うん。外でご飯食べてて遅くなっちゃったんだ」
私が答えると、
『そっか。どこの店?』
お店の名前と場所を言うと、
『ふーん。今度連れてってよ』
「うん。なんか珍しいね。こんな時間に侑から電話あるの」
『……あぁ。ちょっと話したいことあって』
「なに?」
『いや……今度でいい。お前気をつけろよ。もう遅いんだから』
「もうすぐ家に着くから大丈夫。ねぇ、次の週末会える?」
『今週は金曜から福岡に出張でさ、帰りは日曜日の夜になるから無理かな』
「……そう。身体大丈夫?ちょっと働き過ぎじゃない?」
『今は特に忙しくてさ、仕方ないんだ。来週時間出来たら連絡する。外で飯でも食おう』
「分かった。じゃあね」
電話を切り、スマホをバッグの中にしまう。
さっきまでの楽しい気分から一転、心が少し冷えていくのを感じた。
朝あれだけ感じていた憂鬱も消え去っていた。
ブルル……ブルル……
バッグからスマホを取り出して表示されていたのは侑の名前だった。
「もしもし」
電話に出ると、
『まだ帰ってないのか?』と侑の声が聞こえてきた。
「うん。外でご飯食べてて遅くなっちゃったんだ」
私が答えると、
『そっか。どこの店?』
お店の名前と場所を言うと、
『ふーん。今度連れてってよ』
「うん。なんか珍しいね。こんな時間に侑から電話あるの」
『……あぁ。ちょっと話したいことあって』
「なに?」
『いや……今度でいい。お前気をつけろよ。もう遅いんだから』
「もうすぐ家に着くから大丈夫。ねぇ、次の週末会える?」
『今週は金曜から福岡に出張でさ、帰りは日曜日の夜になるから無理かな』
「……そう。身体大丈夫?ちょっと働き過ぎじゃない?」
『今は特に忙しくてさ、仕方ないんだ。来週時間出来たら連絡する。外で飯でも食おう』
「分かった。じゃあね」
電話を切り、スマホをバッグの中にしまう。
さっきまでの楽しい気分から一転、心が少し冷えていくのを感じた。