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レンアイ×トライアングル
第12章 優しさに包まれて × 彼女の笑顔
「……お前ら、朝っぱらから何やってんだよ」

「…………!」

後ろから藍沢さんが呆れたような顔でやってきた。

「藍沢さん、未緒を独占しちゃってすみませんでした!これからは未緒とたくさんデートしてあげてくださいっ」

私は頭を下げた。

「ちょっと!何言ってるの!」

未緒は顔を真っ赤にしている。

「………そっか。よかったな原田」

藍沢さんは何もかも分かってる……そんな風に笑った。

「さっさと行くぞ。今日は残業ナシで帰る」

藍沢さんは未緒の腕を掴んで歩き出した。

よし!

私も一歩踏み出すと、前から鈴木さんが歩いてくるのが見えた。

彼が私に気付いて、微笑む。

私は、笑顔で彼の元へ駆け出した。

fin
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