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第3章 単身赴任中の秘なる楽しみ

由美子４２歳　

黒い画面にこの文字が浮き上がりました。

もう一度、画面が暗くなり
次に映りだしたのは
どこかの喫茶店のような場所でした。

隠しカメラの撮影でしょう。

少し斜めから見上げるように
女性が映っています。

女性はかなり緊張している様子です。

男「今日は何をするために
ここに来たのか、わかりますか」

女「あまりよくわかりません」

男「御主人から預かってきた物が
ありますよね」

女「はい、これです」

封筒を差し出します。

手紙のようです。

男はその封筒を開封して
手紙を読んでいるようです。

男「何と書かれているか
わかりますか」

女「いえ、わかりません。
とにかくこの手紙をあなたに
渡すように言われました」