この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
二人の距離は350m
第10章 初夜
「危なかったですね!私が来なかったらどうなってたか」
露葉の呟きに伊丹が全力で頷く。
「私と同じことを考えていたなんて…恐ろしい強敵でした」
「同じこと?」
「あ、いえ、こちらの話です。先生、部屋に行く前に区役所に行きましょう」
忘れかけていた婚姻届を示され、
「お互いの気持ちは確認できましたし、今すぐ結婚しなくても…」
伊丹はやんわり押し返した。
「善は急げというでしょう?ただでさえ先生は押しに弱いんですから、妻という絶対的なガードが必要です!」
露葉の呟きに伊丹が全力で頷く。
「私と同じことを考えていたなんて…恐ろしい強敵でした」
「同じこと?」
「あ、いえ、こちらの話です。先生、部屋に行く前に区役所に行きましょう」
忘れかけていた婚姻届を示され、
「お互いの気持ちは確認できましたし、今すぐ結婚しなくても…」
伊丹はやんわり押し返した。
「善は急げというでしょう?ただでさえ先生は押しに弱いんですから、妻という絶対的なガードが必要です!」