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二人の距離は350m
第9章 【伊丹 side】
そして目崎さんの鋭い睨みを受け流し、
「実はね、私、鈴木校長の奥さんとは親戚じゃなくて同業者なのよ」
と言って貴美さんがバッグの中を僕らにそっと見せてくれる。
「まさか、それって…」
「ムチ…?」
その怪しげな道具と貴美さんの履いているピンヒールの組み合わせにゾッとして、僕は思わず目崎さんの手を握りしめた。
「もし彼に飽きたら連絡して?いつでも引き受けるから」
「そんなことは永遠に有り得ません!」
目崎さんが名刺の受け取りを断固として拒否すると、
「おお、怖い!彼女より私の方が優しいかもしれないわよ?」
僕に色っぽいウィンクを残し、貴美さんは立ち去った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「実はね、私、鈴木校長の奥さんとは親戚じゃなくて同業者なのよ」
と言って貴美さんがバッグの中を僕らにそっと見せてくれる。
「まさか、それって…」
「ムチ…?」
その怪しげな道具と貴美さんの履いているピンヒールの組み合わせにゾッとして、僕は思わず目崎さんの手を握りしめた。
「もし彼に飽きたら連絡して?いつでも引き受けるから」
「そんなことは永遠に有り得ません!」
目崎さんが名刺の受け取りを断固として拒否すると、
「おお、怖い!彼女より私の方が優しいかもしれないわよ?」
僕に色っぽいウィンクを残し、貴美さんは立ち去った。
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