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二人の距離は350m
第10章 初夜
我を忘れた時を除き、今までの性行為は露葉が主導権を握っていたので、いざ自主的にコトに及ぼうとするとどうしていいか分からないのだ。
「何度もセックスした仲なんですから、今さらそんなに緊張しなくてもいいじゃないですか」
「で、でも…」
「…どうしても無理なら、いつも通り私からしましょうか?」
「い、いえ!告白もプロポーズも君にさせてしまったのに、ここで男を見せなくてどうするんですか!大丈夫です、人間、やる気になれば何でも出来ます」