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二人の距離は350m
第4章 デート?
日曜日、清楚な白いワンピースに身を包んだ露葉は自宅から350mほど離れたアパートまで歩き、唯一ダイレクトメールが入ったボックスのナンバーを確認すると中身を引き抜き該当する部屋へ向かう。
インターホンどころかチャイムもないドアをノックし、しばらく待つと物音がして細く戸が開いた。
「おはようございます。あら…先生、前髪下ろしてる方が似合いますね」
「…どちら様ですか?」
「寝惚けてるんですか?目崎露葉ですよ」
「……………エエッ!?」
露葉は伊丹が棒立ちになっている隙に部屋に入り込み、
「ああ、そうだ、これ届いてましたよ」
ポカンと口を開けた彼にダイレクトメールを渡した。
インターホンどころかチャイムもないドアをノックし、しばらく待つと物音がして細く戸が開いた。
「おはようございます。あら…先生、前髪下ろしてる方が似合いますね」
「…どちら様ですか?」
「寝惚けてるんですか?目崎露葉ですよ」
「……………エエッ!?」
露葉は伊丹が棒立ちになっている隙に部屋に入り込み、
「ああ、そうだ、これ届いてましたよ」
ポカンと口を開けた彼にダイレクトメールを渡した。