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二人の距離は350m
第7章 本当の気持ち
その日、数学の授業で返されたテストの結果を口実に、露葉は巳道に進路指導室に呼び出された。
「目崎は進学希望だよな?俺の言うことを聞けば好きな大学に推薦状を書いてやるぞ」
ドアを閉めるなり、巳道は本性を現して露葉を押し倒す。
「何をするんですか!」
「清純ぶるなよ、目崎。どうせ伊丹もカラダを使ってタラシ込んだんだろう?でなけりゃ、あのヘタレが女を抱えて走るなんて大胆なマネするわけがないからな」
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