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二人の距離は350m
第7章 本当の気持ち
伊丹の顔を思い浮かべると吐き気は治まり、代わりに切ない涙が溢れてくる。

(私、いつの間にかこんなに伊丹先生のこと好きになってたんだ)

自分の気持ちにやっと気づいたものの、この想いの行き場はどこにもない。

(先生のバカ…!)

露葉は誰もいないトイレで泣きじゃくった。




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