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シリウスの小説執筆方法論
第2章 子どもに教えるための『作文』の書き方
第四段階『見たことを書く』


≫今日は運動会がありました。
◎今年が小学校最後の運動会です。
●空は雲がひとつも見えないほど晴天でした。絶好の運動会日和でした。
≫ぼくは100メートル走に出場しました。
○最後の組です。1コースです。スタートラインに並びました。
●7名で走ります。みんな最初、手や足をぶらぶらして準備体操をしていましたが、先生の「位置について!」の合図で走り出す格好になりました。
◎どきどきして心臓が飛び出そうでした。
●となりをちらりと見ました。ミノル君がいます。ミノル君は前を見て、腕を脇に構え、前のめりになり、今にも走り出しそうでした。
●ぼくもゴールにある白いテープを見つめ、体を低くしました。先生が右手を挙げるのが見えました。
○スタートのピストルが鳴りました。
○ぼくは勢いよく飛び出しました。
○半分くらいきたとき、ぼくの前にはミノル君がいました。
◎5年間いつもミノル君が先頭でした。
●でも段々ミノル君の背中が近づいていきました。
○あと10メートルくらいでゴールです。
◎「今年こそは負けてたまるか!」ぼくは心の中で叫びました。
○ミノル君と並びました。
●目の前にゴールテープが見えました。
○最後の力を振り絞り、目をつぶってゴールしました。
◎どっちが1位なんだろう? 
●ぼくは振り返り1位の旗を持っている先生を見ました。先生がぼくに近寄ってきました。
○ぼくに1位の小さな旗が渡されました。
◎「やったー!」ぼくは何度も両手を挙げて飛び上がりました。
≫初めて1位になったのです。
●赤組のみんなも陣地で手を叩いて喜んでいるのが見えました。
≫とてもうれしかったです。


●の文です。
どうでしょう?
格段に臨場感が出てきたと思います。
体験している人と、同じものを見ているような気になるからです。
いや、同じものを見せられているからです。
実はこれが『描写』と言われるものです。
これをもっとハイレベルにするには、見たことだけでなく、五感で感じたことも書くといいでしょう。

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