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シリウスの小説執筆方法論
第6章 『よこはま・たそがれ方式』で官能小説を書いてみる
では以上のことを踏まえて、これを見本にして、短い物語、小説を作ってみましょう。
それも官能的な物語を。

まず、深く考えずに、思いついた設定を書いてみましょう。
そしてその設定の「いつ、どこで」の部分を、なるべく短い名詞で表現してみましょう。

ぱっと浮かんだのが


夕暮れ
町はずれ
モーテルの部屋


官能小説なのでまずはベタでいいでしょう。

私は是非ともこれに、季節感を表す単語を加えたいと思います。
それによってまた情景が詳しくなり、より物語に入り込みやすくなるからです。
季節を表す名詞、例えば


夕立、ひぐらし、台風、枯葉、小春日和


などがあります。
これもなるべく季節を示すストレートな単語「春夏秋冬」を使わず表現したいものです。
俳句の「季語」にあたるものと言ってもいいでしょう。
俳句もストレートに「秋」とは言わず「秋刀魚」と書くことで「秋」を表現しています。

日本語の古来よりの表現の奥ゆかしさを、小説にも取り入れてみましょう。
今回は「夕立」を使ってみます。

偶然にも「夕立」を使うことで、この単語ひとつで「夏の夕暮れ」を表せることになりました。


夕立
町はずれ
モーテルの部屋


の3単語で「いつ、どこで」の最小限の情報を読者に示すことができました。
でも、3単語という縛りはありません。
ただ少なくすれば、少なくするほど洗練されていきます。
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