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シリウスの小説執筆方法論
第6章 『よこはま・たそがれ方式』で官能小説を書いてみる

散らかった部屋
目覚ましの音
布団から伸びる手
目覚ましを止める少年
静寂
母親の呼ぶ声
飛び起きる少年
母親を責める少年
家を飛び出す少年
学校への道を急ぐ少年
校門の前で立ち止まる少年
……


と、してしまうと、どうでしょう?
伝えたいことを書いていますが、イメージが膨らむでしょうか?
情景が目に浮かぶでしょうか?
浮かばないと思います。
それは、前に『子どもに教えるための作文教室』でも言ったとおり、語り部の“視点”がないからです。
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