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シリウスの小説執筆方法論
第6章 『よこはま・たそがれ方式』で官能小説を書いてみる
事実はあるが、視点がないので、読者は何を見たらいいかわからないのです。
語り部の視点が注目させたいところを、名詞に置き換えるのです。
そして、そこに動作と心情がわかるヒントを入れ込むのです。

「学校への道を急ぐ少年」とは書かずに「運動靴 白い息 額を流れる汗」と読者が見るべきところを教えてあげるのです。
そうすると読者は、見せられたものの中から、その意味を探そうとします。
それが「感情移入」へとつながります。

「学校への道を急ぐ少年」から何か意味のあること探そうとすると、あまりにも漠然とし過ぎて、探したくなくなります。
しかし「運動靴 白い息 額を伝う汗」と書くと、読者はその情報から「寒い朝なんだ。寒いのに汗を流してる。よっぽど急いで走っているんだ」と少しの連想で、それが意味するものを探し出すことができます。

「何かを探し出す」という作業は、実は小説を読む上での楽しみのひとつでもあるのです。
そして「何かを見つけたとき」もっとも悦びを感じるのです。
それを読者に提供するのが、作家の役目です。

その鍛錬にも役立つのが『よこはま・たそがれ方式』なのです。

もう一度おさらいします。
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