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シリウスの小説執筆方法論
第10章 「もう二度とあなたの作品は読まない」と言われたらどうするか?
ミステリー作家、森博嗣氏のエッセイに、こんなことが書かれてあります。
「もう二度とあなたの作品は読まない」と言われたらどうするか?
要約して紹介します。
―――――――――――――――――――――――――
もしそんなことを言われたら、「申し訳ありませんでした」と謝罪するのだろうか?
謝罪をして許しを乞うというのは、商売としてごく当たり前のスタンスだと言える。
「自分に合うものを読んで下さい」とアドバイスすべきだろうか?
読者はそもそもそのつもりである。自分に合うものを探している。
正解は「ありがとうございました」だ。
なぜなら、読者の言葉に抽象される意味は「あなたの作品を読みました」だからだ。
であるならば、感謝をしなければならない。
逆に「面白かった、また読みたい」と言われても、返答は同じである。
抽象される意味がまったく同じ「読みました」だからである。
どちらも、次に作品を買ってくれるかどうかは不確定だ。
確率的にやや後者が高いという程度である。
そんな未来のことはどうでもいい。
ただ過去に対しては、けなされようが褒められようが、とにかく作品を読んでくれた、ということだ。
―――――――――――――――――――――――――
という、最後は突き放した結論でしたが、私なりに解釈すると……。
「もう二度とあなたの作品は読まない」と言われたらどうするか?
要約して紹介します。
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もしそんなことを言われたら、「申し訳ありませんでした」と謝罪するのだろうか?
謝罪をして許しを乞うというのは、商売としてごく当たり前のスタンスだと言える。
「自分に合うものを読んで下さい」とアドバイスすべきだろうか?
読者はそもそもそのつもりである。自分に合うものを探している。
正解は「ありがとうございました」だ。
なぜなら、読者の言葉に抽象される意味は「あなたの作品を読みました」だからだ。
であるならば、感謝をしなければならない。
逆に「面白かった、また読みたい」と言われても、返答は同じである。
抽象される意味がまったく同じ「読みました」だからである。
どちらも、次に作品を買ってくれるかどうかは不確定だ。
確率的にやや後者が高いという程度である。
そんな未来のことはどうでもいい。
ただ過去に対しては、けなされようが褒められようが、とにかく作品を読んでくれた、ということだ。
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という、最後は突き放した結論でしたが、私なりに解釈すると……。